中国の赤字経営のバイオテクノロジー企業、香港での上場機会を得る

中国の赤字経営のバイオテクノロジー企業、香港での上場機会を得る

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yicaiglobal
Wed, 02/28/2018 - 10:20
中国の赤字経営のバイオテクノロジー企業、香港での上場機会を得る

(Yicai Global) Feb. 28 -- 予定を2ヶ月前倒しして早ければ今年の4月に発効する上場改革案の草案を香港証券取引所が公表して以来、業績不振にあえぐ中国のバイオテクノロジー企業の間で歓喜の声があがっている。

新興セクターからの企業を受け入れることを最終目的としたこの改革により、バイオテクノロジー企業に加重投票権構造が認められ、医薬品、バイオ医薬品、バイオメディカル機器を開発する経営不振のバイオテクノロジー企業が証券取引所に上場できるようになる。

新三板としても知られている全国中小企業株式譲渡システムに上場しており、北京に本社を置くバイオ医薬品会社の取締役会秘書役がYicai Globalに語ったところによると、「当社はすでに香港に拠点を置くブローカーや投資家と接触済みです。当社の利益はありませんが、新たな中核製品となる一連の新薬を市場に投入する予定です」という。

新三板に上場している企業で株式銘柄名の略称に「bio」や「biology」が含まれている企業は200社を超えている。この取引所のマーケットメーキング指標は2015年中頃より下落しているが、時価総額が5億人民元(7,900万米ドル)を超えるバイオテクノロジー企業がまだ10社あり、そのうちの5社の評価額は15億人民元を超えている。

「取締役、管理職、経営陣の微信グループの誰もが張り切っています。香港で株式を上場し、グローバル市場に本当の意味で移行することを期待しています。香港市場での当社の評価額は中国本土の市場での評価ほど高くないかもしれませんが、香港の証券取引所はより成熟しており、標準化されています」と同氏は付け加えた。

上海仁会生物制股份有限公司のサン・フイチィン会長によれば、バイオテクノロジー企業は、資金不足に陥りやすく、より多くの資本を必要としている。長期的な投資がなければ、これらの企業は開発に苦労するという。香港証券取引所の新しい方針は、現在新三板に上場しているバイオテクノロジー企業にとって大きな魅力があると同会長は付け加えている。

「新三板は非常に流動的ということはなく、大量の資金は流入しません。この市場には明確なエグジットの仕組みがないためです。しかし、バイオテクノロジー企業は外国企業と同じ出発点から開発し、同じ標準に到達するという国際的な競争にさらされていますが、適切な時期に投資しなければその努力は無駄になるのです」と、サン会長は付け加えた。

東呉証券のシニア・エコノミストのファン・リン氏は、革新的なスタートアップ企業が香港に押し寄せるのを傍観しているよりは、これらの企業を維持できるように加重投票権構造を持つ企業の上場を認めることを新三板に提案した。

第三板は現在不採算企業を許容しているものの、上場を目指すバイオテクノロジー企業にはいまだに制約が課せられている。企業には少なくとも1つのコンセプト開発段階をパスした中核製品が必要であり、15億香港ドル(19,200万米ドル)以上の市場価値があり、主に新規公開株により得た資金を活用して主要製品を市場に投入する必要がある。

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